韓国ドラマ「ミスティ」は18年の話題作ですが。
最終回の評価が低いだけでなく、ところどころで粗が指摘されています。
その1つがコ・ヘランの緊急逮捕のくだりですね・・・。

・逮捕の理由がひどい

ドラマの中でも指摘されているように、あそこでヘランを逮捕できる理由はありません。
まあ、作中では権力者から検察に圧力がかかったから逮捕ということになってはいますが・・・。
圧力というのも理由の1つなのでしょうが、それにしてもあの逮捕のくだりはひどい。




というのも、警察がヘランの逮捕を決断したのはウンジュの証言があったからです。
その証言も「電話の相手はおそらくヘラン」という根拠はないもの。

そもそもウンジュは被害者遺族というだけでなく、容疑者の1人でもあったはずです。
終始ヘランを疑っている刑事さんですが、ウンジュ共犯の可能性も疑っていました。
そんな相手のあいまいな証言で逮捕状を請求するんだから、刑事さんも困ったものです。

・証言の裏を取らない・・・

ウンジュの証言を参考にするのは当然ではあります。
だからまずは本当にケビン・リーの電話相手がヘランなのかを調べる必要がありました。
そして逮捕後に電話の相手を調べたのですが、電話相手はまさかのハン・ジウォン・・・。
刑事さんも電話相手がジウォンということでびっくりしていましたが、逮捕する前にそれくらい調べろよw




これによりジウォンを疑うのかと思えば、相変わらずヘランを有力な容疑者だと言い切るし・・・。
あの刑事さんがいなければ事故として処理された可能性もあるわけで、事件性を疑ったまでは良いんですけどね。
その後は見込み捜査がひどいからよくないですね。

・ジウォンとケビン・リーの電話内容

刑事さんが見込み捜査を続けてしまうので作中に大きな謎が残りました。
それはジウォンとケビン・リーの電話の内容です。
あのときジウォンはなぜ局内の電話からケビン・リーに電話をかけたのか、ケビン・リーがどこへ向かっていたのかも不明になってしまいました。

謎が残ったというのは、つまり大きな意味のある会話ではなかったと考えるべきではあります。
単に不倫関係の電話だったのかもしれませんね。(ケビンがジウォンのもとに向かっていたら、ジウォンのアリバイも崩れる可能性はあるけど)




ジウォンも左遷から復帰後は成長を見せ、ヘランとの関係も良好で頼もしいキャラになっていくんですけどね。
だからこそ、ジウォンも容疑者として浮上していけば面白い流れになったかもな。

ジウォンに話を聞きにいった刑事さんですが、ジウォンに軽く言いくるめられるしw
せめて電話の内容とケビン・リーがどこに向かっていたのかぐらいは聞けよ・・・。