先日、tvNの土日ドラマ「哲仁王后」が最終回を終えました。
こちらは実質シン・ヘソンのワンマンドラマと言われる作品ですね。
現代的な感覚を取り入れたフュージョンコメディ史劇として大ヒットと言える数字を残しました。
放送終了「哲仁王后」チェ・ジニョク&シン・ヘソン&キム・ジョンヒョン、3人が迎えた運命とは?https://t.co/l0Ko72bqP8
— Kstyle (@Kstyle_news) February 15, 2021
・哲仁王后最終回の視聴率は?
哲仁王后は初回8.03%でスタート。(自己最低視聴率でもある)
これは20年に放送されたtvNドラマの1話視聴率としては最も高いものになります。
その後も視聴率を伸ばすも7話からは12%台で伸び悩み。
15話で14%台に乗せると最終20話は一気に3%伸ばして17.3%を記録しました。
以前に触れたことがありますが、17.3%というのはtvN歴代5位の視聴率になります。
4位が「ミスター・サンシャイン」の18.1%。
さすがに18%台は厳しかったですね。
最終回前に14%台で伸び悩んだのも痛かったかな。
TV朝鮮の競合「結婚作詞 離婚作曲」が好調なのも視聴率に影響したかも。
・哲仁王后の評価は?
僕の予想通り竜頭蛇尾との評価を受けることなくドラマを終えた哲仁王后です。
そもそもこのドラマの原作は中国のウェブドラマになります。
ウェブドラマをTVドラマ化したわけですから、クオリティは韓国版がずっと上とされますね。
一方で原作者が嫌韓発言をしている人ということもあり、韓国ドラマ化が懸念されましたが・・・。
案の定というべきか序盤から歴史歪曲が議論され、中盤の視聴率伸び悩みもそれが原因の面はあるでしょう。
そんなドラマを支えたのが主演のシン・ヘソンです。
おそらく日本ではキム・ジョンヒョンもW主演として、シン・ヘソンと同格のプロモがされると思います。
でもさすがの日本韓ドラ市場でも今作はシン・ヘソンが前面に出てくるのではないかと思わせるぐらい、シン・ヘソンの評価が高いドラマになりますね。
ちなみに哲仁王后は事前制作ドラマになります。
現在はコロナ禍の影響もあり事前制作ドラマも増えていますね。
事前制作ドラマの場合はなんといっても、視聴者のフィードバックができないという問題点があります。
逆にしっかりと時間をかけて撮影できるので、クオリティが高くなる面もある。
「ミスター・サンシャイン」は100%事前制作のドラマになりますね。
ただ視聴者の評価がイマイチだったときは、転げ落ちてしまうリスクも高いわけですな。
哲仁王后は大成功の方に向かったドラマになりますね。
シン・ヘソンだけでなくキャストみんなが見せ場を作り、脚本だけでなく演技面も称賛されています。
そんな中でも圧倒的な存在感を見せたシン・ヘソンは、まさに全盛期を迎えた女優さんです。
これからもトップを張っていく人でしょうね。
シン・ヘソンはこれまでも多くのヒット作に出演していますが、自身のイメージもあってか決して派手な印象を受ける作品がないんですよね。
(170センチを超える長身で美人なのに、全然そういう印象を受けないもんな)
今作はついに流行に乗った大きな話題を受けたドラマとなりました。
これだけのヒット作なので、コメディ史劇が好きな人は楽しめるドラマでしょうね。
後半は普通のラブコメっぽくなって物足りなく感じている人もいるようですけど。
それゆえに、日本ではロマンス推しのプロモがされそうで不安なんですけど・・・。