韓国ドラマ「ストーブリーグ」の登場人物コ・セヒョクです。
ドリームズのスカウト部長で、後にエージェントとなっています。

現役時代はドリームズのフランチャイズプレーヤーだったようですね。
長く野球界にいてコミュニケーション能力も高いので、人脈も広く有能な人物とされますが・・・。

・悪役のコ・セヒョク

ペク・スンスはドリームズの厄介者として、コ・セヒョク、イム・ドンギュ、ソ・ヨンジュをあげていました。
このうちソ・ヨンジュだけは追い出されず、彼自身も更生してプレーでもチームに貢献。

イム・ドンギュは追い出されたけど、すぐに復帰。
彼も更生した姿を見せて、出場停止処分明けは鬼のように打ち、チームに貢献してくれました。




ソ・ヨンジュとイム・ドンギュとは違い、コ・セヒョクだけは最後まで悪役でしたね。
スカウト職をクビになったあとはドリームズに復讐するためにエージェント業に手を出していましたが、こちらも不発・・・。
そして姿を消しました。

・実は有能だったコ・セヒョク

彼は汚職スタウトでしたが、イ・セヨン(パク・ウンビン)が信頼していた人物ですし能力はあったのでしょう。
実際に彼がドラフト1位指名しようとしていたイ・チャングォンは新人王ですからね。
しかも高卒新人本塁打記録を作っての新人王。(韓国の記録は28本だから、それを超えたことになる)




コ・セヒョクは賄賂を受け取った見返りとしてイ・チャングォンを1位指名しようとしていたので結果論ではありますが。
それだけでなく、実力も見越したうえでの1位指名だったかもしれませんからね。
いくらなんでも賄賂だけで見当違いな1位指名はしないでしょうし。
逆にドリームズが指名したユ・ミンホはケガやイップスで即戦力とはならかったので、作中の描写だけ見ればイ・チャングォンを指名するべきだったかも。

また、コ・セヒョクはエージェントとしてクァク・ハニョンの年俸が安すぎることを主張していました。
実際にクァク・ハニョンは翌年に打率.305 20本塁打 101打点 出塁率.440という素晴らしい数字を残しています。




もっとも年俸が安すぎると主張したのはドリームズへの嫌がらせなので、これは完全な結果論ではありますけど。
それでもコ・セヒョクの選手を見る目があったとされるネタにはなっている。

・コ・セヒョクにモデルはいる?

ところで、コ・セヒョクにモデルはいるのか?という疑問もあります。
彼は悪役なので仮にモデルがいたとしても、いるとは言えないのですが・・・。




実は韓国には賄賂の受け取りで処分を受け、のちにエージェントとして結果を残せなかった人物がいるようです。
それがヤン・スンホという人ですね。

ヤン・スンホの現役時代は一流選手ではありませんが。
引退後に大学野球の監督をし、入学の対価として計1億ウォン以上の賄賂を受けとったとされます。(そして逮捕された)
後に代理人業にも手を出しますが、彼の顧客となった選手はまったく良い契約を結ぶことができず。




このことから韓国の野球ファンはコ・セヒョクを見てヤン・スンホをイメージするようです。
ちなみにヤン・スンホはプロ野球のコーチや監督もやっているのですが、そこでの能力は評価されているようですね。

能力はあるも賄賂を受け取った罪があり、エージェントとしても結果を残せなかった。
コ・セヒョクのモデルとまでは言わなくとも、共通点は十分ですね。