先日tvNの土日ドラマ「ヴィンチェンツォ」が最終回を迎えました。
脚本家が「熱血司祭」や「グッドドクター」のパク・ジェボムということもあり、放送前から注目を集めてきたドラマです。
主人公のソン・ジュンギも現代劇は「太陽の末裔」以来になりますね。
視聴率は絶好調だったヴィンチェンツォです。
初回の7.65%というのが自己最低視聴率。
土曜日の放送は大ヒットドラマ「ペントハウス」と被るという不運がありましたが、ペントハウス終了後は10%以上の視聴率をキープしています。
最終回も14.63%という高視聴率を記録していますね。
ドラマ枠の前作「哲仁王后」が17.3%を記録してますが、それに次ぐtvN歴代6位の数字になるようです。
最終回で「100日の郎君様(14.4%)」、「賢い医師生活(14.1%)」という大ヒットドラマの数字を抜いたようですね。
これだけの高視聴率なのだから、さぞかし好評なのかと思いきや、そうでもないんですよね。
序盤はともかく、徐々に好き嫌いが分かれる展開になっています。
脚本家の前作「熱血司祭」や「キム課長とソ理事」を過度に踏襲したという否定的な声も。
クムカプラザの人たちもドラマの評価を下げる原因とされていますね。
終盤19,20話に関しても好き嫌いが分かれる展開になります。
最後も残酷な描写だったので19歳の年齢制限をつけるべきだという声もあります。
ただまあ、これだけの大ヒットドラマですから批判の声があるのも当然ではあります。
哲仁王后やペントハウスだって批判の声はあるわけですしね。
それだけ多くの人の注目を集めるわけですから、否定的な意見を述べる人が見るケースが増えるのも当然ではある。
しかし、唐突にロマンスが入って批判されるという、韓国ドラマの悪いところが出たみたい。
(そのせいで主人公が無能キャラになってしまった)
そしてその韓国で評価が下がったロマンスを告知で強調してしまうのが、日本のいつものパターンなのですが・・・。
ヴィンチェンツォはネットフリックスで配信されているので、ネットフリックスなら変な告知はしないでしょう。
どちらかというとストーリーよりもキャラの魅力で牽引したドラマというところですかね。
全20話というミニシリーズにしては長いドラマになりましたが、ストーリー面はさほど高い評価ではなさそうです。
マイナス面ばかり書いたけど、これだけの大ヒットドラマなのですから高評価なのは当然です。
プロデューサーも「愛の不時着」や「王になった男」と同じ人で、演出面も高評価です。
ただ脚本に関しては好き嫌いが分かれたというところですね。