JTBCの月火ドラマ「先輩、その口紅塗らないで」でヒロインを務めているウォン・ジナ。
まだ20代の若手女優ですが、これまでも数々の話題作にヒロインとして出演しております。
ドラマは17年に「ただ愛する仲」でデビュー。
それまで目立った演技活動がないまま主演女優となった、珍しいタイプの女優さんのようですね。
2PM ジュノ、新ドラマ「ただ愛する仲」主演に確定!ヒロインには新人ウォン・ジナ https://t.co/dfLHGzawbi
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・韓国ドラマで主演女優になるパターン
日本のドラマだと演技力は関係なく人気のタレントや事務所が売りたいタレントが主演を務めるイメージです。
時にゴリ押しと批判を受けることも珍しくはありません。
韓国でも似たようなケースはあります。
アイドルやモデル活動で人気を得ていて、いきなり主演格でドラマデビューする女優ですね。
21年はBLACKPINKのジスが実質ドラマデビューで初主演作が決まっています。
その他、若手だと韓国NO.1のソロ歌手であるIUや、miss Aのペ・スジなどですね。
(2人とも「ドリーム・ハイ」がデビュー作でワントップヒロインというわけではない)
IUやペ・スジがそうであるように、アイドル出身は演技が厳しい目で見られ批判を浴びるのも日本と同じ。
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他に若くして主演になるケースとしては、子役出身で十分なキャリアがあるパターン。
現在で言うとナム・ジヒョン、キム・ユジョン、キム・ソヒョンなどはこのケース。
多くの場合は助演、サブヒロインと段階を踏みながら話題になったりして主演女優になっていきます。
ハ・ジウォン、ハン・ヒョジュ、ソン・ヘギョのような大女優から、シン・ヘソン、パク・ミニョンのような近年話題の女優までこのパターン。
下積み時期の長い短いはあるけど、基本的にはキャリアを積んでヒロインになっていくわけです。
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・無名のヒロイン抜擢パターン
もちろんウォン・ジナのような無名女優がヒロインに抜擢されるケースもあります。
僕が見たドラマでは「悪い刑事」のイ・ソルは300倍率のオーディションを突破して新人ながらヒロインに。
梨泰院クラスのキム・ダミだって映画「The Witch 魔女」に1500倍率のオーディションを突破してヒロインになっています。(その後、梨泰院クラスがドラマデビュー作)
ウォン・ジナは120倍率のオーディションを突破して「ただ愛する仲」のヒロインになっています。
だからウォン・ジナのようなケースもそれなりにあるんですよね。
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そうは言ってもですよ。
イ・ソルの場合は短編ドラマの出演で注目を浴び、後にその作品で演技賞も受賞しています。
キム・ダミだって大学では演技を専攻し演技力がある。
ウォン・ジナの場合は演技力が伴っていないのに、話題作のヒロインとして出演を続けているのが謎なのですw
まあ、「ただ愛する仲」は120倍率のオーディションを勝ちぬいただけあって、演技面でも良い評価を得ています。
問題はその後ですね。
・ウォン・ジナのドラマ出演作
ただ愛する仲の次は18年の話題作「ライフ」に出演しています。
ライフはヒロインといっても、実質チョ・スンウとイ・ドンウクのドラマですね。
ウォン・ジナは助演に近いポジションとなっています。
ですが、ウォン・ジナは明らかにあのキャラをやるには年齢が若くミスキャスティングだとも言われていますね。
中盤からキャラの評判も良くない。
19年の「僕を溶かしてくれ」もチ・チャンウク主演の注目作。
こちらもキャスティングの段階から懸念されていたようですが、やはりキャラに合わないと評判が悪い。
ライフにしても僕を溶かしてくれも、そもそも脚本や演出の評価が高くないんですよね。
デビュー作はドラマの評判もウォン・ジナの評判も良かったので、自分に合った役を選ぶというのが当然ながら重要になってきますね。
どんな役でもこなす女優はいますけどウォン・ジナはキャリアが浅いわけです。
主演女優になるような人はキム・ダミのように大学で演技を専攻している人も多いです。
ですが、ウォン・ジナはそういうわけでもない。
女優業以外の活動で元々人気があったわけでも、演技力があったわけでもないのに、いきなりミニシリーズの主演(それも話題作)のヒロインをこなす極めて珍しい女優です。
ウォン・ジナはまだ地上波のドラマには出演経験がないんですよね。
4作中3作がJTBCのドラマで「僕を溶かしてくれ」がtvNのドラマ。
あとはネットフリックスのオリジナルドラマにも出演が決まっていますね。
「先輩、その口紅塗らないで」では良い演技を見せてくれるか注目です。
男主人公のロウンは前作「偶然見つけたハル」がヒットした若手ですからね。
ジュノやチ・チャンウクと違い、初の年下の相方ということになります。
お姉さんヒロインということで、これまでとは違った魅力が出せるかな?
視聴者層も若いドラマでしょうし、さほど見る目も厳しくないと思うんですよ。
視聴率が期待できるタイプのドラマではないと思いますが、成功すると良いですね!