19年から20年にかけて放送された韓国ドラマ「悪い愛」ですが。
こちらはMBCの朝ドラになります。

朝ドラと聞けば日本ではNHKの爽やかな女性ヒロインをイメージしますが。
韓国で朝ドラといえば、日本で昼ドラと聞いてイメージするようなドロドロ系です。
まあ、「悪い愛」というタイトルがもう日本の朝ドラっぽくないですもんね・・・。

22年6月29日からBSフジで放送がスタートしますね。

・悪い愛の視聴率

MBCの朝ドラ枠は「悪い愛」を最後に現在はなくなってしまいました。
つまりが低視聴率に終わってしまったわけですが。

悪い愛は初回3.5%でスタート。
23話で自己最低の2.9%、最終回直前の128話で自己最高の6.9%。
最終回が6.8%となっています。




全話平均視聴率が5.0%。
前作の「逆境の魔女」が全話平均4.0%ですが、その前の「逆流」は7.3、さらに前の「白詰草」は9.0%と、どんどん落ちているんですよね。
朝ドラ枠が終わってしまったのも仕方がないところです。

そもそも朝ドラ自体、いまはSBSしかやっていないですね。(それくらい低迷している)
悪い愛と放送時間はほぼ被っていないので直接の競合ではないですが、同期時にSBSで放送されていたのが「ちょっと味見しませんか?」。
こちらは全話平均視聴率が7.4%ですから、やはり悪い愛の視聴率は低いということです。




ちなみにMBCは朝ドラの代わりに放送時間を19時台に移動して連続ドラマを放送しています。
それが先日まで放送されていた「きらびやかな私の人生」。(ちょっと味見しませんか?と主演が同じイム・シヨン)
全話平均視聴率こそ5.4%と悪い愛と大差ありませんが、最高視聴率は8.2%。
中盤以降は6、7%台を安定して記録したヒット作となっています。

・悪い愛の評価は?

悪い愛の評価なのですが、情報が少ないなので何とも言えないところです・・・。
ちなみに脚本家は13年の「棘のある花」、15年の「明日もスンリ」というMBCの朝ドラを担当しています。
いずれも視聴率的には良い数字を残した成功作なんですよね。




悪い愛は低視聴率ではありますが、下がっているわけではないんですよね。
むしろ上昇傾向が見られます。
一応120部作の予定が129部作まで延長されましたし。

脚本家の実績、視聴率の推移を見ても、決して悪いドラマではない気もします。

とはいえ、それはあくまでも朝ドラとしてです。
朝ドラというのは言うまでもなく視聴者層が高齢者や主婦層に限られてしまいます。
製作費も少ないので、ミニシリーズや夜の連続ドラマに比べたらクオリティは低いのが一般的です。




我々日本人が見る分には朝ドラも夜の連続ドラマも同じ100部作の長編ドラマですが、実際には事情が違っているんですよね。
出演者に惹かれるものがあるなら別ですが、特におすすめはしないドラマかな。

ちなみに同時期にKBSで放送されていた連続ドラマ「優雅な母娘」がヒット作になりますね。
近年のKBS連続ドラマでは1番の成功作と言われています。
「悪い愛」と「優雅な母娘」、どちらも見ていないのであれば優雅な母娘の方が良さそうですね。

・悪い愛が再注目か?

しかし、ここへきて悪い愛が再注目されるかもしれません。
というのも出演者のシム・ウンジンとチョン・スンビンが結婚したからです。(作中もカップル設定)
というか、チョン・スンビンが離婚する前から交際している(つまり不倫)疑惑があるから注目される可能性があるんですけどw




そういう系の話が好きなら、チョン・スンビンとシム・ウンジンを目当てで見るというのはアリなんじゃないかな。
純粋にドラマとしてはもっと面白いものもあると思いますが、朝ドラ特有のドロドロ系が好きな方は良いのかもしれませんね。
(現実は現実でドロドロした感じになっております・・・。)