僕は韓国ドラマの視聴率に触れるとき「若手のドラマは視聴率が出にくい」とよく言っていますが。
20年のドラマで最も低い視聴率だったのがJTBCの「Live On」という学園ドラマです。
0.428%という数字を記録しています。
この数字はJTBCの歴代最低視聴率ドラマということにもなるようですね。
NU'EST ミンヒョン&チョン・ダビン&VICTON チェ・ビョンチャンら出演、新ドラマ「LIVE ON」作品に期待が高まる理由とはhttps://t.co/gM2grP3pBF
— Kstyle (@Kstyle_news) November 6, 2020
・学園ロマンスドラマ低迷の理由
現在tvNでもう1つの学園ドラマ「女神降臨」が放送されています。
もしかしたら学園ドラマが2つも放送されているって、珍しいことかもしれませんね。
それくらい学園ドラマ減っている印象です。
しかも、どちらもロマンス系の学園ドラマです。
最近は学園ロマンスドラマで評判が良いものってほとんどないみたいですね。
学園ロマンスとなると、どうしてもパターンも限られてきますし。
それにテレビ視聴者層のメインである中高年は、学園ロマンスなんか興味なくなる人が多いでしょうから視聴率も出ない。
だから力の入れた学園ドラマは制作されないし、どうしてもクオリティは落ちちゃうでしょう。
ASTRO チャ・ウヌ&ムン・ガヨン出演、ドラマ「女神降臨」視聴率3.626%を記録https://t.co/YT7u5jWjDq
— Kstyle (@Kstyle_news) December 11, 2020
・学園ロマンスはウェブドラマの時代
やはり学園ロマンスとなると同世代の若い子がターゲットのドラマになります。
いまの学生がテレビを見るかと言ったら見ないし、リアルタイムで見ることなんて、もっとないでしょう。
そもそも60分もドラマを見るというのは、けっこうしんどいと思うんですよね。(僕でもしんどい)
そこでいまは、学園ロマンスはウェブドラマの時代となっております。
ウェブドラマは1話20分もないものが多いので、時間的にも気軽で見やすいんですよね。
キャストは無名の若手が多いとはいえ、最近は人気アイドルが出ることも増えています。
アイドルが演技活動の経験を積む場としても、ウェブドラマは機能しています。
NU'EST ミンヒョン&チョン・ダビン出演、新ドラマ「LIVE ON」スチールカットを公開…少女漫画のように爽やかなムードhttps://t.co/sma3kmPT2h
— Kstyle (@Kstyle_news) October 29, 2020
コロナの影響もありテレビドラマの制作は減っています。
一方で、僕は知らなかったけどウェブドラマの本数は増えているみたいなんですよね。
Live OnだってJTBCで放送されるのと同時に、ウェブドラマとしても配信されています。
だからメインのターゲット層はウェブ配信で見ているのかもしれませんね。
人気のウェブドラマといえば「A-TEEN」「マンガな彼氏」なんかが話題になっています。
上の動画が「マンガな彼氏」ですが、サムネの字幕を見るだけで、僕は見る気をなくしますけどねw
こういうドラマが若い子に人気ということは、そりゃあテレビでは人気の学園ロマンスなんて放送できないですよ。
内容についていけないというのもあるだろうけど、テレビドラマを見る層は若いタレントを知らないから余計に学園ロマンスに興味がでないですよね。
まあでも、これからは知名度のあるタレントもウェブドラマに進出していくかもしれませんね。
それくらいウェブドラマの地位が上がってきているのかもしれません。
ちなみに20年の最低視聴率ドラマとなったのはJTBCの「Live On」だと紹介しましたが。
地上波のドラマだとKBSの「おかえり」になります。
視聴率0.8%は実質、地上波歴代最低視聴率のドラマになります。
(チャングムの末裔という、遅い時間帯のシチュエーションコメディドラマが0.7%を記録している)
ただ「おかえり」にしても、そのテーマがテレビドラマには合わなかったというだけですしね。
実際に日本だと評判も良いドラマなので、好きな人は好きだし楽しめるドラマなんですよ。
テレビでドラマを見る人たちにはまったく刺さらなかったというだけであり、これがウェブドラマだったら話題作になっていたのかもしれません。
INFINITE エル&シン・イェウン出演、新ドラマ「おかえり」団体ポスターを公開https://t.co/5OZvL64MR8
— Kstyle (@Kstyle_news) March 9, 2020
・日本もウェブドラマも増やしてほしい
僕は日本のドラマは枠を縮小して30分ドラマにするべきと思っています。
45分も見るのはしんどいですからね。(それくらいクオリティが・・・)
30分枠のドラマなら倍速再生すれば20分弱ぐらいで見ることができます。
これくらいなら、見ることができるんですよ。
20分弱といえば、ちょうどウェブドラマぐらいの分量になります。
僕はウェブドラマもどんどん作っていけばいいと思うんですよね。
日本でウェブドラマといえば、動画配信サービスのドラマになるじゃないですか?
それはそれでいいんだけど、それとは別に無料で見られるウェブドラマをネットで配信してもいいと思うんですよね。
若手が演技や制作の経験を積む場にもなると思うし、なんとかして作れないのかなーと思う。
若手の登龍門!Webドラマ特集 「#思いどおりにする恋愛」 DATVで 2020年1月 日本初放送スタート #チャニ #SF9https://t.co/AGLWRzzyeG pic.twitter.com/OKQMkGYL35
— Korepoコレポ (@Kkorepo) December 12, 2019
いま12年の「毒〈ポイズン〉」という、過去に見てけっこう好きだったドラマをちょこちょこ見ているのですが。
本当にいまのドラマと変わっていない。
役者の若さに違和感があるだけ。(滝藤賢一さんが脇役ゲストで新鮮)
予算の事情もあるのだとは思いますが、それなら時間を短くして、その分クオリティを高くすることができないのかな?と僕は思うわけです。
アニメなんて最新作を見るとびっくりするぐらい技術が上がっているのに、ドラマは10年前のものを見てもびっくりするぐらい変わっていない。
本当にこの国内ドラマの停滞は悲しいことだ。
話はそれたけど、韓国ではウェブドラマが盛んになっていきそうです。
若者向けのドラマはどんどんウェブドラマにシフトしていくでしょうし、テレビドラマで若者向けは減っていくでしょう。
学園ロマンスが好きな人にとっては残念なことかもしれませんが、これも時代の流れですね。