ドクタープリズナー 評価

19年にKBSで放送された韓国ドラマの「ドクタープリズナー」です。
主演にナムグン・ミン、キム・ビョンチョル、クォン・ナラ、チェ・ウォニョン。
刑務所が舞台でもあるので、一般的な医療ドラマとは雰囲気が違う作品になりますね。

・ドクタープリズナーの視聴率は

ドラマ枠の前作は視聴率20%を超えた「がんばれプンサン」です。
その恩恵もあってか、初回視聴率は9.8%という高視聴率を残しています。
ちなみに1話の1部で記録した8.4%というのが自己最低視聴率になりますね。

2話で10%を超えると1度も1桁視聴率に戻ることはありませんでした。
最終回で自己最高視聴率の15.8%を記録していますね。




全話平均視聴率は13.2%という、いまのKBS水木ドラマ枠では信じられない高視聴率。(木曜日は大人気番組ミス・トロットが競合なのに)
これは、がんばれプンサンの全話平均12.2%を超える数字です。
20年のKBS水木ドラマは全話平均3%を記録しないこともあったぐらいなのですが・・・。
19年は「椿の花咲く頃」という大ヒットドラマもあるし、黄金期に近い時期だ。

→ドクタープリズナーのキャスト

ドクター・プリズナー キャスト&登場人物

→ドクタープリズナーの相関図

ドクタープリズナーの相関図

・ドクタープリズナーの評価は

2話で14.1%という高視聴率を記録するなど、序盤から注目されたドラマです。
概ね評価の高いドラマではあるのですが、展開が陳腐だという声もあるようですね。

ドクタープリズナーは僕も見たドラマですが、それは少し感じる。
感想でも書いたところになりますが・・・。

悪役側のキャラとしてキム・ビョンチョルとチェ・ウォニョンというSKYキャッスルコンビがいます。
で、キム・ビョンチョルのキャラがSKYキャッスルのように実質ギャグキャラ・・・。
序盤からナムグン・ミンに簡単にやられてしまうことを繰り返すので、ナムグン・ミンが完璧キャラみたいに思えちゃう。




チェ・ウォニョンの悪役キャラはいい感じなのですが、いかんせんナムグン・ミンが完璧キャラのイメージが強くなっちゃった。
だからあまりピンチに感じないし「本当は狙い通りなんでしょ?」みたいな印象になっちゃった。

その点は「反転に次ぐ反転」と好意的に見ることもできるのですが、僕のように「大丈夫なんでしょ?」という見方になってしまった視聴者もいるというわけですな。
そこらへんは好き嫌いが分かれるところかもしれません。

ただ緊張しっぱなしのストーリーというわけではなく、ブラックコメディも入れたりしていくらか見やすいところはあると思う。
刑務所が舞台だからと言って身構えるようなドラマではないですね。




序盤、パク・ウンソクが演じる馬鹿ボンボンが腹立つけど、彼も良い意味でギャグキャラになって印象が変わっていく。
パク・ウンソク、SKYキャッスルトリオ(上記2人にキム・ジョンナン)、そしてナムグン・ミンと演技面の評価も高いドラマですね。
(クォン・ナラの評価は好き嫌いが分かれているようですが・・・)

主人公が悪の要素もある医者というのも珍しいところ。
そのキャラをナムグン・ミンが完璧に消化しているのもポイントが高いですね。

ちなみに脚本家は大ヒット史劇「哲仁王后」を描いた人ですね。
過去には「カインとアベル」なんかも書いています。
あまり知名度の高い人ではなかったようですが、ドクタープリズナーと哲仁王后で一気に知名度を上げたスター作家です。
(朝鮮駆魔師で歴史歪曲問題&打ち切りで短い天下になってしまった・・・)




ドクタープリズナーも話題性があった人気ドラマです。
僕は惜しい部分があると思うドラマですけど、面白くないわけではなかったですから。
役者目当てとかSKYキャッスルファンとか、見てみるのも良いドラマだと思います。