SKYキャッスル 感想

18年から19年にかけて放送された韓国ドラマ「SKYキャッスル」を見ました。
当時の非地上波ドラマ歴代最高視聴率である23.77%を記録した大ヒットドラマです。
今回は2度目の視聴ですね。

・SKYキャッスルは見終わった印象がよくない

SKYキャッスルのマイナスポイントは見終わった印象がよくないことです。
エピローグが長すぎる・・・。
2度目なので見なくてもいいかなと思ったけど、悪口を書くために見たw




今回はU-NEXTで見たけどラスト2話(35、36話)はまるまるなくてもいいぐらい。
その前のソジンとキム・ジュヨンのシーンで終わるぐらいで良かったと思う。

それまでの緊張感が勢いよかったので、平穏なシーンが続いていくのが退屈な印象に。
イェソのメンタルが崩壊するとか、イェビンがグレるとか、チャ教授が離婚するとか、トラブルが1つぐらいあればよかったのに・・・。
80分も実質エピローグが続くのは、さすがに退屈だぞ。




ただPPL(作中の広告)が目立たなかったのは好材料だと思う。
PPLはあるけど、あれくらいならうまく溶け込ませた方ですよ。
流れ的にはテレビショッピング化してもおかしくなかったと思うけど、そうならなかったのは良かった。

・SKYキャッスルの前半は面白くない?

一般的には竜頭蛇尾と評価されるSKYキャッスルですが、面白くなるまでも時間がかかるタイプのドラマでもあります。
ヘナの出番が増えるあたりから次第に面白くなってくるとは思うけど、僕が本格的に面白くなると思うのはセリが帰ってきたぐらい。
セリが帰ってくるのはU-NEXTだと19話なので思った以上に遅いですねw




ただ今回は2度目の視聴なので序盤からそれなりに楽しめました。
SKYキャッスルはそれぞれのキャラが個性的で魅力があります。
2度目なのでキャラの特徴や関係性もわかっているので、最初から楽しめましたね。
でも基本的には最初から面白さを感じるタイプのドラマではないと思う。(それなりに面白いかもしれないけど)

・SKYキャッスルは面白い

面白くなるまで時間がかかるし、終盤が退屈なので見終わった印象が悪いですけど。
それでも面白いドラマだと言えるのがSKYキャッスルです。
ドラマのテーマとしては受験が挙げられますが、要は「親の欲で家庭が崩壊することがある」というドラマです。




その家庭崩壊の様子が見応えがあって面白かったですね。
そしてみんな演技が良い。
実質的な主人公といえるイェソを演じたキム・ヘユンは、完璧にイェソを消化していますからね。
200倍率のオーディションを突破してイェソ役に決まったようですが、それも納得。

子供役のキャストはキム・ヘユンが最初に決まり、キム・ヘユンの年齢に合わせたキャストになっています。
キム・ヘユンとキム・ボラのバトルは見応えがあった。

僕は子供がいるわけではないので、どちらかと言えば子供視点で見ていたドラマになりますが。
本当の意味で親の気持ちがわかるようになれば、見方も違ってくるドラマなんでしょうね。




SKYキャッスルは中盤から後半にかけて本当に面白いドラマ。
ただラスト80分で緊張感が一気に溶けてしまうのが惜しい。
総合的には十分におすすめできるし、良いドラマなんですけどね。
エンジンがかかるのが遅いことよりも、最後の80分のマイナスが大きいかな・・・。