優雅な一族 感想

19年に放送された韓国ドラマ「優雅な一族」を見ました。
主演にイム・スヒャン、イ・ジャンウ、ペ・ジョンオクら。

MBNというドラマの話題性がほとんどゼロのテレビ局で放送されたドラマです。
それでも最高視聴率8.5%と地上波ドラマに匹敵する数字を残した人気ドラマ。
さすがに面白かったですね。

・優雅な一族の面白いところ

僕が優雅な一族でMVPを与えたいのがラスボスのペ・ジョンオクです。
やはりこの手のドラマは悪役が魅力的でこそ、面白いドラマになりますね。
そういう意味でペ・ジョンオクはとても魅力的でした。




悪役としての重みやカリスマ性がバッチリです。
あと悪役はイ・チーム長が美人だったな。
でも悪役はペ・ジョンオクが目立っていて、他の人は悪役という印象も薄かったな。
みんないかにもな悪役系の見た目でもなかったですし。

主人公のイム・スヒャンもかっこよくて良かったのですが、対照的なイ・ジャンウの優しい雰囲気も良いコンビだったな。
実年齢で言えばイ・ジャンウの方が4歳も年上なのに、イ・ジャンウの方が年下なのかと思ったぞ。


あと好きなキャラはイ・ギュハン演じるワンス様かな。
最初は僕の嫌いな非現実的な雰囲気のキャラかと思ったけど、なかなか魅力的だった。

あとはワンジュン(キム・ジヌ)が印象的だったな。
彼のくだりが1番の衝撃だったかもな・・・。
ワンジュンには同情できる部分もあり、さほど悪役っぽくなかったのでかわいそうに思うところもありましたが。
優雅な一族はラスボスを中心にキャラが魅力的なのが良かったですね。




あとはストーリー展開も速かったのが良かったです。
中だるみも特に感じなかったし、最終回も竜頭蛇尾ってことはないですし。

・優雅な一族で気になった点

優雅な一族はラブサスペンスとして告知されているけど、さほどラブサスペンスという印象は受けなかったですね。
序盤はもっとロマンスがあるのかなーという雰囲気だったんですけど、そうでもなかったですね。
思いの外ロマンス部分が少なくて、逆にロマンス部分が唐突で蛇足にも感じたぞ。

それとイム・スヒャンのスタイルが良くてけっこうなのですが、葬儀のシーンでも足を出していた記憶があるのですが・・・。
あれはさすがにダメなのでは。




まあ、衣装は良いにしても個人的に気になったのが「Liar」というOSTかな。
曲が悪いとは思わないけど、ドラマの雰囲気には合わない印象も受けた。
ポップなメロディなので、なんだかコメディ系のサスペンスドラマのBGMみたい。

好みの問題ではありますが、僕はあのOSTはドラマと合わない印象を受けました。
僕はコメディ系の痛快劇があまり好きではないので、余計に合わないという印象を受けたのかもしれませんね。

でも優雅な一族は面白いドラマでした。
ペ・ジョンオクが魅力的だったのでドラマの完成度がグッと上がった印象です。




しかしまあ、ドラマの話題性が極めて低いMBNでもこれだけのドラマが放送されるんだからなー。
韓国ドラマのクオリティはどんどんあがっていきますね。

ジャンル的に好きなら優雅な一族はおすすめのドラマです。
男でも見やすいタイプのドラマだし、見てみるのも良いですね。