優雅な一族 ワンジュン

19年の韓国ドラマ「優雅な一族」で主人公ソッキの異母兄弟で次男のワンジュンを演じたキム・ジヌです。
作中で1番衝撃的だったかもしれない彼のシーン。

でも、あれはかわいそうだよな。
韓国で問題にならなかったのかな?
※ネタバレ表現あり

・ワンジュンの秘密

妻を蔑ろにする悪い夫でもあったワンジュンです。
ですが彼は不倫をしていると見せかけ、本当はトランスジェンダーだったという・・・。


長男ワンスと違って優秀な人物であり、MCグループの後継者。
しかし心は女の子という秘密があり、保守的な一族の間では大きな欠点を抱えていたわけですね。

でも、あの秘密を暴露されるシーンがかわいそうだったな。
ワンジュンって最終的には不公正取引で逮捕されるわけですが、悪役って感じではなかったですからね。

確かに奥さんはかわいそうだったけど、ワンジュンの境遇を思うと同情できるところはあったわけだし。
彼だって諸悪の根源である父親の被害者でもありますからねー。

どうせならもっと悪役として描いてほしかったな。
じゃないと、あの暴露のシーンがかわいそうだわ。(執事さんまであんな反応をしちゃダメだろw)
あのデリケートな話題をあんな形で暴露して、ドラマが炎上しそうなものだけどな・・・。




しかしワンジュンを溺愛していたお母さんだって、ワンジュンの心を認めてあげることはできなかったわけで。
家族の中ではワンスだけがワンジュンの心を認めてあげて、女性用の贈り物をしてあげていたんですよね。
あれは感動的でしたね。

「ヒューマニストだから」が口癖だったワンスですが、それは無能の言い訳にも聞こえたわけですw
でも彼は本当に性格がよくて、そこはソッキやテホ、TOPの人たちも認めるところ。
いがみ合っていた兄弟ですが、ワンスだけはワンジュンのアイデンティティを認めていて素敵だった。

・ワンジュンを溺愛した母

ワンジュンがトランスジェンダーであることを察しながらも、見てみぬふりをしてきたお母さん。
一族を支配することを目的に、息子を生むことができなかった正妻を追い出し、有能なワンジュンに期待をかけていたわけですが。
息子の秘密を知ってショックなのはわかるけど、お母さんの選択次第ではワンジュンも幸せな未来を送ることができたかもしれないのにね。
一方でそこを認めれば一族の後継者としては認められなかったであろうジレンマか。




ところでお母さん役のムン・ヒギョンって美人のイメージがあるけど、老け顔でも知られている女優さんなんですよね。
当時54歳だから実年齢よりは年上の役をやっているのかも。
いろんなドラマで見たことがあるけど、いつも60代ぐらいの役をやっている印象だもんな。

実年齢はペ・ジョンオク(ハン常務)より下ですからね。
貫禄もあるし逆に親しみやすさもあって、意地悪おばさんみたいな役がよく似合う女優さんだ。