18年の名作韓国ドラマ「私のおじさん」ですが。
このドラマは主人公のドンフン(イ・ソンギュン)とジアン(IU)のケミが良いドラマですね。

ドラマのタイトル通り、ジアンにとってドンフンは「私のおじさん」であり、好意を持っているわけですが・・・。
その好意が恋愛感情なのかどうかは議論が分かれるところです。

・ジアンのドンフンへの感情

そもそもジアンがドンフンに近づいたきっかけは、お金儲けのためです。
そのために盗聴を始めるも、盗聴を通じてドンフンの人間性に惹かれていったわけですが・・・。

→ドンフンの殴り込み

ジアンが最初にドンフンに特別な感情を抱いたのが4話ですね。
ドンフンが長男のために、クレーマーに殴り込みへ行ったシーンです。
このときに殺人を犯した自分と重ね合わせるようにして感情移入しました。

→おばあちゃんを助けてくれたドンフン

そして5話でおばあちゃんを助けてくれたことをきっかけに、ドンフンに心を開くようになりました。
ドンフンの悪口を言った同僚を殴ったり、公衆電話のヒントを与えてくれた。

→グァンイルへの殴り込み

ドンフンへの感情がピークに達したのが9話のグァンイルへの殴り込みです。
元々ジアンは殺人の過去を知られたくなくて心を閉ざして生きていました。

それなのに心を開いていたドンフンに殺人の過去を知られてしまった。
絶望したジアンですが、ドンフンは「自分でも殺す」と発言し、それを聞いたジアンは完全に心を開きました。

・ロマンスドラマと見ることもできる?

その後ドンフンへの愛を何度か語ったジアンです。
その愛というのは家族関係のようなものなのか、恋愛感情なのか、どちらともとることができますね。




ちなみにドンフンとジアンは一般的なロマンスドラマで起きるイベントの多くをやっています。
ハグをした、キスもしたし、ジアンは告白だってした。
食事をおごってもらうのだって実質デートですし、別れのイベントもありました。

ジアンはグァンイルやユニにドンフンが好きかと聞かれ、好きと答えています。
10話ではドンフンに告白をしたし、ジュニョンもジアンが本気でドンフンが好きだと感じていました。
少なくともジアン→ドンフンの感情は恋愛感情ありと見ることができますね。

「私のおじさん」の良いところは、視聴者によってどちらとも解釈できるところです。
恋愛感情と見ることもできるし、父親のような存在として見ることもできる。




僕は恋愛感情あり派かな。
ジアンは殺人という特別な過去を持っていて、ドンフンがそれを受け入れたというのはジアンにとって大きなことだと思う。
盗聴も含めなんでも受け入れてくれたわけですが、そんな男が今後も現れるかどうかわからないという思いもあるでしょうし。

ただ最終回で再会したときには恋愛感情ではない愛情とみる。(逆にドンフンがジアンに恋をする展開を期待した)
そのときのジアンは完全に新しい人生をスタートさせていて、良い男性にも巡り合っていたかもしれませんね。