19年にSBSで放送された韓国ドラマ「絶対彼氏」です。
主演にヨ・ジング、ミナ(Girl’s Day)ら。
いま知ったのですが、原作は日本の漫画になるんですね。
08年にドラマ化もされている。
(過去記事にリメイク作として紹介していたけど忘れていたなw)
絶対彼氏は初回2.4%という低視聴率でのスタートとなっています。
これは非地上波でも低いと感じてしまう数字ですが、SBSでこの視聴率ですからね・・・。
2話で3.5%まで上げていますが、これが自己最高視聴率になります。
15話(1部)で自己最低視聴率1.5%。
最終回も反発なしの2.0%で終えています。
1話で早くも地上波ドラマ視聴率歴代ワーストランキングに入る数字ですからね。
9話の1.8%はSBSのドラマとしては歴代ワースト。(1.5%まで落ちたので、さらに更新してしまった)
全話平均3.03%もSBSのドラマとしては歴代ワーストになります。
ちなみに、それまでSBSワースト記録を持っていたのが同ドラマ枠の前作である「ビッグイシュー」になります。
(最低視聴率2.1%、全話平均視聴率3.4%)
ですから「絶対彼氏」にも悪い流れがあったのは不運ではあります。
さらに競合がハン・ジミン&チョン・へインの「ある春の夜に」、シン・ヘソン&キム・ミョンスの「ただひとつの愛」ということで。
似たジャンルの強力なライバルがいたのも不運です。
また偶然か必然か、日本ドラマのリメイクは失敗続きですからね。
18年のtvNの「マザー」こそ高い評価を得ていますが、「リーガルハイ」や「ザ・バンカー」など大きな反応を得ることはできていません。
とにかく悪い流れがあったのも事実。
これだけ低視聴率だったドラマですから、韓国での評価は低いものになります。
ライバル(比較対象)が強力だったこともあるし、日本ドラマのリメイクということで斜に構えて見た人も多かったのではないかと思いますが。
そもそも人間とロボットの恋というのも、韓国では大衆受けしないのかもしれませんね。
全20部作の予定が打ち切りにより全18部作に短縮されてしまった事実も、ドラマの低評価を物語っています。
(日本で配信されている絶対彼氏は元の全20部作)
しかし、なんでこんなにも話題性に欠いてしまったんだろうな。
ヨ・ジングが子役のイメージが強い時代ならまだしも、つい2か月前に「王になった男」をヒットさせ成人俳優として結果を残していますし。
(もっとも絶対彼氏は撮影が1年前にされている100%事前制作ドラマなのですが)
絶対彼氏の最終回から2日後にスタートしたドラマ「ホテルデルーナ」も大ヒットしています。
さらにさらに後続作の21年の「怪物」がヒットしましたからね。
ヨ・ジングにとって、絶対彼氏が黒歴史化している・・・。
ヒロインのミナが3年ぶりにドラマ復帰するアイドルという点も、興味を削がれる理由なのかもしれませんが。
いずれにしもキャストの問題というより、脚本、企画の段階で評判がイマイチなのでしょう。
ヨ・ジング目当てで見たり、原作ファンの方が見てみるのは良いかもしれませんが。
現地の評判を見る限りだとおすすめできるドラマではないな。
日本では決して評価が低いわけではないので普通に楽しめるドラマなのでしょうが、なにか見たい理由がないのであれば他のドラマに時間を使った方がよさそうですね。