ドラマ「SKYキャッスル」で主人公ソジンのライバルポジションだったイ・スイム。
作中では唯一のまともな母親キャラです。

スイムを演じているイ・テランは3年ぶりのドラマ出演ですね。

・迷惑キャラだったスイム

とても素敵なお母さんだったスイムですが、もともとは迷惑キャラとして好き嫌いが分かれたキャラでもあります。
なんといっても読書会を終わらせるきっかけを作った人物ですからね。
後のチャ教授の崩壊っぷりを見ると、当然のことをした印象にもなりますが・・・。




僕は子供たちに肩入れしていたので、読書会に物申したスイムさんは素敵だと思いましたが。
よくよく考えれば引っ越してきたばかりの人物が、住民の集まりを否定するなんてしちゃだめですよね。
ソジンもジニも既におかしなキャラではありましたが、常識的に考えたらスイムの言動もおかしかった。

とはいえ、投票をすると言い出したのはチャ教授ですしね。
で、投票により読書討論会が不要だと思う人が多かったからこそ、終わったわけですし。
スイムさんは討論の場で意見を述べただけだし、悪く言うのも少し無理はある。

・好感度が上がったスイム

序盤こそ賛否あるキャラだったスイムさんですが、最終的には素敵な母親として好感度があがっています。
正義感もあったし、息子への愛情も素敵だった。
継母であることが信じられないくらい。
最初は迷惑キャラ扱いされるところもあったわけですが、まともなキャラすら迷惑キャラに見えるぐらい、ほかのキャラが異常だったわけで・・・。




例えば万引きするイェビンを咎めるシーンだって、いらぬおせっかいかといえば、そんなことはないですからね。
結局イェビンもスイムさんと仲良くなったし、逆に母親との関係は悪くなった。

スイムさんは最後にソジンと和解したことで、すべてのキャラと仲良くできたキャラとも言えます。
教育観の合ったスンヘとは最初から仲が良かったですが、ジニとも仲良くなった。(スイムの旦那に息子を助けてもらったことが仲良くなった理由ですが)

さらにイェソを変えたのも、間接的とはいえスイムさんですからね。
スイムさんの母性愛が、あのイェソをも変えてしまった。




ソジンの母性愛も凄いといえば凄いけど、イェソの受験のことしか考えていなかったからな。
スイムさんは高校生の息子に対して好きな女の子の話もできるぐらい、深い関係を築いていた。(ソジンはイェソに好きな男の子がいることすら知らなかったのに)
本当に素敵なお母さんでしたね。

イ・テランは21年7月現在、SKYキャッスル以降のドラマ出演がありません。
せっかくスイムを演じて女優としての評価も上がっただろうに、なんだかもったいないですね。


イ・テランは大物脚本家のムン・ヨンナム作品に出ることも多かった女優さんです。
ムン・ヨンナムといえば現在放送中の「オーケー、グァン姉妹」など、連続ドラマを描くことが多い脚本家ですね。
スイムさんが素敵だったし、イ・テランは連続ドラマに合いそうな女優さんです。

ちなみに現在は自身のYOUTUBEチャンネルで本を読む活動をしております。
そして収入を寄付するという、リアルでスイムさんみたいなことをしている。
良くも悪くもイ・スイムチャンネルみたいだな・・・。