韓国ドラマ「ストーブリーグ」の主人公であるペク・スンスです。
ペク・スンスを演じたのはナムグン・ミン。

「マネー・ボール」でお馴染みビリー・ビーンがモチーフとも言われる人物ですね。

・ペク・スンスはダークヒーロー?

ペク・スンスはダークヒーローとまでは言わなくとも、善良ばかりの主人公というわけではありません。
ぬるま湯状態の球団を変えるためとはいえ、その厳しい姿勢は内部からも反発が大きかった。




ペク・スンスは実利を追求しすぎるという批判がある人物です。
(それくらいしないとドリームズが変わらないので仕方がないけど)
いつも同じ服を着ているのも、実利を追求した結果なのかな?

・ペク・スンスの詐欺トレード

代表的なのはカン・トゥギとイム・ドンギュのトレードです。
球界1の投手と球界屈指の打者ですから、釣り合わないわけではありませんが、ややドリームズ有利な印象は受けます。

ドリームズは高卒ルーキーを出して、即戦力の若手投手も獲得している2対2のトレード。
少なくとも成立時で言えばドリームズ有利と言える。




バイキングスの立場からすれば、

・投手王国なのでカン・トゥギがいなくても投手陣に目途は立つ。
・カン・トゥギは1位のチーム相手に結果を残せていなかった。
・逆にイム・ドンギュは1位チームを相手に打ちまくっていたし、秋の優勝を争う大切な時期に強い。
(そして若手投手との交換で、目を付けていた高卒ルーキーを獲得)

ということもあり、このトレードを決めたわけで。
思い切った決断ではありますが、優勝を狙うという意味ではカン・トゥギ放出も一定の理解はできるところ。

問題視されているのはペク・スンスがイム・ドンギュの素行の悪さを隠した詐欺トレード疑惑があったことです。
実際にイム・ドンギュは違法賭博で処分を受けることなり、再トレードでドリームズに復帰。
バイキングスにとっては散々な結果になっています。




イム・ドンギュは違法賭博だけでなく、チンピラを雇ってペク・スンス(&イ・セヨン)を襲撃したし、ペク・スンスの車を破壊もした。

素行が悪いどころか、普通に犯罪行為ですからね。
(違法賭博も犯罪だけど賭け麻雀や賭けゴルフは実際にやっている選手も多そうな印象)
その犯罪行為を「トレード価値がなくなる」という理由で隠したところには批判があるところ。

もっとも、ペク・スンスの意向がどうであれ、表沙汰になったかは怪しいところです。
親会社のジェソンも企業イメージの悪化を恐れて表沙汰にはしたくないでしょうし。


これが日本球界の出来事でもスター選手の悪事が表に出てくるかといえば、怪しいところがあるもんな。
犯罪とまでは言わなくとも女性関係のトラブルを球団側が面倒を見るぐらいはあるでしょうし。(少なくとも一昔前は)

まあ、ペク・スンスが隠すまでもなく、バイキングスもイム・ドンギュの素行の悪さは知っていたのかもしれません。
ペク・スンスが怪我を隠してトレードしていたならダメだけど、私生活の問題は判断が難しいところ。
バイキングスのキムGMは人気キャラなので、余計に詐欺トレードが気の毒に思える視聴者が多いのでしょうね。


バイキングスは薬物問題でも球団がゴタゴタに・・・。
シーズン2としてキムGMがバイキングスを立て直すストーリーを見たいという声も大きいです。