先月に放送がスタートしたKBSの大河ドラマ「太宗イ・バンウォン」です。
主演にチュ・サンウク、キム・ヨンチョルら。

韓国でも大河ドラマという言葉があるようですが、これは日本から来た言葉のようですね。

・太宗イ・バンウォン視聴率10%突破

KBSの大河ドラマは16年の「チャン・ヨンシル」以来6年ぶりの放送になります。
太宗イ・バンウォンは初回8.7%というスタート。

6話で自己最低視聴率6.7%を記録していますが、これは年末特番が競合になった影響ですね。
それ以外だと7話の7.4%というのが自己最低なのですが、最新8話で10.2%を記録して初の2桁視聴率突破となっています。




7話の低視聴率もロマンス史劇「袖先赤いクットン」の最終回があったから。
強い競合ドラマの放送が終わったことですし、終わったとたんに二桁を記録したので今後の視聴率の推移も期待できるかも。

ちなみに6年前のチャン・ヨンシルは全話で二桁を記録しているけど、最高視聴率14.1%で最終回も10.2%となっています。
この調子なら「太宗イ・バンウォン」も興行成功と言える数字を残せるかもね。

・太宗イ・バンウォンの評価は?

21年は史劇がたくさん放送されましたが、ほとんど仮想王国が舞台のドラマです。
それゆえに実在の歴史が舞台になっている「太宗イ・バンウォン」は時代劇ファンから注目されるドラマになっているわけですが・・・。




今作は全32部作が予定されているので、大河ドラマとしては比較的短いドラマになります。
ですから比較的ストーリー展開が速いので、近年の高速展開に慣れた視聴者には受けが良いところがあるのかもしれません。

逆に展開が速いので歴史を知らない人からすれば、説明が不十分とも言われています。
その点は見る人によってはマイナスなのかもしれませんね。
ただ最近は歴史歪曲にうるさいだけあって、今作は考証エラーが叫ばれるようなことはなさそうですね。(いまのところ)
歴史に忠実なので、その点で時代劇ファンの評価は高いようです。

キャストで言うとチュ・サンウクの演技面で評価が分かれるところもあるようですが・・・。
チュ・サンウクは主演俳優としては珍しいほど空白期間が短く、たくさんのドラマに出ています。

ゆえにファンでない人からは飽きられている面もある俳優さんです。
ですから少し厳しい目で見られているところはあるのかもしれませんね。




なんにしても、いまのところは悪くない評価のドラマになります。
「太宗イ・バンウォン」の評価によって、KBSの大河ドラマが引き続き制作されるかどうか決まるわけですからね。
日本で人気になるタイプのドラマではないでしょうけど、気にかけたいところです。