女神降臨 中国

現在放送中のtvN水木ドラマ「女神降臨」ですが。
なんか中国系のPPLが目立つということで、現地で批判されているようですね。
その議論があったあと、視聴率も下がったという記事もありますが・・・。

→ 「女神降臨」韓国公式サイト

・PPLとは?

上のインスタのお姉さんは、出演者ではなくドラマの原作となっているウェブ漫画の作者です。
僕は原作が中国に関係があるのかと思ったら、そういうわけではないんですね・・・。
じゃあ、ちょっと中国のPPLが鬱陶しいと思う人がいるのも仕方がないかも。




そもそもPPLとは何かということなのですが、これは作中にスポンサーの商品を使う広告のことです。
飲み食いしているものとか乗っている車みたいに上手く溶け込んでいるものから、けっこう大胆に宣伝してくるものもありますね。

ドラマの中でさり気なく溶け込んでいるものならいいのですが、くどいものは没入度を下げるんですよね。
例えば日本のドラマでキムタクがマックを食べていて、次のシーンでは高畑充希がケンタッキーを食べていたら鬱陶しいじゃないですか。
まあ、そこまであからさまならネタ化できるけど、批判も絶対に起きますよね。

・女神降臨の視聴率低下はPPLのせい?

僕が気になったのは女神降臨の視聴率が下がったというところです。
やたら中国の広告が出てきてネットで話題になり視聴率が下がったということが言われていましたが。
実際に今週の放送は7話で自己最高の3.89%、翌日8話で自己最低の2.9%と、おかしなことになっております・・・。




しかし、これがPPLのせいなのかといえば、僕は違う可能性もある思うんですよね。
女神降臨は初回放送週以外、常に水曜日より木曜日の視聴率が下がっています。
これは2週目の木曜日から視聴率20%を優に超えるモンスター番組「ミス・トロット」が放送スタートしたという影響もあるでしょう。

ミス・トロットは演歌の番組なので、女神降臨と視聴者層が被っているのかは疑問ですけど。
それにしても韓国ではトロット(演歌)ブームと言われているし。
実際に高視聴率の大人気番組であり、水曜より木曜の視聴率が下がっているのは事実なので影響はあるのでしょう。

まあ、今週は下がり幅があまりにも大きかったので、違和感はありますけどね。
とりあえず次週の放送でどうなるかですね。
水曜にも3%前半ぐらいまで落ちたら、PPLで離れた可能性もあると言えるかも。




確かにPPLが過剰だと鬱陶しいし、ドラマの邪魔にはなるんですよね。
ただ女神降臨に関しては、日本人が見る分にはさほど気にならないと思うんですよ。
日本人からしたら韓国も中国も外国に変わりはないので、例えキャラが中国の製品を食べていても違和感を覚えないと思うんですよね。

中国企業の看板があったところで、よくわからないじゃないですか。
だからドラマの没入度を下げるほど、PPLが気になることはないと思う。
(ストーリーと関係ない、商品紹介とかやるなら別だけどね)

・PPLは必ずしも悪いわけではない

PPLが多いと確かに気にはなるんですよね。
僕が感じるのはその広告(商品)に対して、キャラのセリフが入ると鬱陶しいんですよ。


例えばキムタクが休憩しているところに別キャラがマックの差し入れ→マックがアップで映る、ぐらいならいいんですよ。
でも、キムタク「こんなのマックにあった?」別キャラ「期間限定の〇〇ですよ」とかセリフがあったらうざいんですよ。

そういうドラマのストーリーに関係ない、商品紹介のくだりが韓国ドラマにはあったりするんですよね。
ドラマのストーリーに関係あることかと思ったら、ただの宣伝だったみたいたね。
ワンフレーズぐらいならともかく、1分ぐらいPPLのくだりがあったりするからな。
日本のドラマにはPPLの文化がないので、意識しないと気にならないところはあると思いますが・・・。




そもそもPPLが多いというのは、それだけスポンサーが付く人気ドラマという裏返しでもあります。
名作ドラマが終盤になって急にPPLが増えることがあるけど、それもドラマの注目度が上がったということで、必ずしも悪いことではないんですよね。

今回の女神降臨だって、主にチャ・ウヌのお陰で海外市場でも良い成果が出ることが予想されます。
だから中国の企業がスポンサーとして付いてくれたのかもしれませんね。
それは良いことだし、いかにPPLをドラマに馴染ませるのかというのは、いまの時代、制作側の腕の見せ所なわけですから。




「メロが体質(恋愛体質)」、「コンデインターン」なんかはPPLの手法が称賛されました。
女神降臨は中国企業がスポンサーということで、韓国の人からしたら違和感がどうしても出てしまうでしょうね。
難しいところはあると思いますが、うまいことドラマに馴染ませてもらいたいですね。