韓国ドラマ「ボイス4」の主人公デリック・チョを演じたソン・スンホンです。
ソン・スンホンといえば演技面の評価がイマイチな俳優さんですが、今作ではそれとは別にキャラクターの評価がイマイチですね・・・。
実際に見てみると良い人ではありますが、地味な印象を受けてしまうキャラです。

※ネタバレ表現あり

・デリック・チョは地味?

キャラクターの魅力が不足していると言われるデリック・チョです。
その理由としてゴールデンタイムチームに協力する理由が、シーズン1の主人公であるム・ジニョクと同じことがあげられます。
ジニョクは妻を、デリックは妹を亡くし、その犯人を追うというのが理由になりますね。




またシーズン3はト・ガンウが中心のエピソードで、カン・グォンジュが空気だった面もあります。
一方のシーズン4はデリックもカン・グォンジュもさほど目立たず、ドンバン・ミンが中心というイメージにもなってしまいますね。

デリックの特徴といえば、犯人を相手にしたときジニョクやガンウと違い、言葉で説得しようとするシーンが目立つことです。
それとカン・グォンジュに対して敬意を感じるし、うまくやっているところが好印象。
だからこれまでの主人公よりも良い人という印象は強いけど、個性が薄い分なんだか地味な印象にもなってしまうんですよね。

・デリック・チョの戦闘力

ム・ジニョクは作中屈指の戦闘力の持ち主。
ト・ガンウも作中最強と言われるパン・ジェスに勝ったし、元公安のエリートで巨漢のチョン・チャンスを制圧した。

一方のデリックもロサンゼルスのギャング専任チーム出身で、実際にギャングを制圧するシーンもありました。
このことからジニョクやガンウに負けない戦闘力を誇っていると思われます。




しかし、ソン・スンホンがチャン・ヒョクやイ・ジヌクより撮影時の年齢が上ということもあってか、派手なアクションがほとんどないんですよね。
そもそもサブエピソードの事件も、これまでのシリーズに比べるとスピード感もなく、間延びした印象。
デリック・チョが戦闘で活躍したイメージもこれと言って残らないと思います。
脚本だけでなく、演出の面でも不遇なキャラクターと言える。

そもそもシーズン3の結末が納得のいかないものだったので、ト・ガンウの再登場を願うファンも多かったです。
そしてシーズン1の主人公であるム・ジニョクも再登場を待たれているキャラクター。
だからソン・スンホンが新主人公となった時点でファンから厳しい目で見られることは確実になっていました。(元々演技で好き嫌いが分かれるタイプですし)

個人的には主人公の高齢化が心配でしたが、走り回るシーンがほとんどなくなり杞憂に終わりました。
とはいえ、派手なアクションがなくなったのも事実なので地味な印象にはなる。

これまでの主人公と違い協調性もあって良いイメージのキャラではあるのですが・・・。
本当に不遇のキャラクターという印象です。