20年の韓国ドラマ「リセット」です。
こちらはミステリー系のドラマですが、犯人のほかに黒幕キャラもいますね。

犯人については過去に書いたことがあるので、今回は黒幕について。
※ネタバレ表現あり

・リセットの黒幕に関する謎

リセットの黒幕はイ・シンではなく、ファン・ノソプですね。
カフェのオーナーとしてお馴染みのキャラクターですが。
親しみやすいおじいちゃんから、重厚なキャラへの変貌が素晴らしい。




イ・シンを操っていたファン・ノソプですが、かなりの悪人です。
操るためにイ・シンの娘を殺していたわけですからね。
しかも殺しの実行犯であるソン室長に「リセットに連れていく」と嘘をついて・・・。

ここで1つ疑問なのが、なぜイ・シンを連れてリセットしていたのかということです。
イ・シンはノソプがいないとリセットできなかったけど、ノソプはリセットの方法を知っているので1人でリセットできる立場です。
あえてイ・シンを連れていく必要はなかったわけですが・・・。




理由としてはイ・シンを「トカゲのしっぽのように使うことができる」ということが考えられます。
イ・シンは娘のためにノソプを裏切るわけにはいかないので、絶対に言うことを聞きますし。
自分は裏で指示を出すだけで、イ・シンを悪役に仕立てながら人々を操って楽しめますからね。

イ・シンはあれだけのカリスマ性があったわけですから、まさに適材適所・・・。
ノソプは面白くて仕方がなかっただろうな。
娘のためとはいえ悪役に徹したイ・シンも凄いな。

ノソプはリセット仲間として仲良くなった人たちが死ぬことを、なんとも思わなかったんだからな。
孫ぐらいの年齢の子たちと仲良くなって、その子たちが死ぬのをわかっていても、その運命を楽しんでいたんだから、とんだ悪人です。
いくら自分がリセットすれば生き返るからとはいえ、普通の感覚ではない。




ところで、ファン・ノソプを演じたユン・ジュサンはかなり良い声ですね。
もともとは声優としてデビューしたそうで、今でもナレーターの活動も多いらしい。
ドキュメンタリー番組で優しいおじいちゃんのナレーションだったら、だいたいユン・ジュサンらしい。