15年にOCNで放送された韓国ドラマ「美しい私の花嫁」ですが。
OCNのドラマといえば続編を匂わすような終わり方で、すっきりとは終わってくれません。
でも美しい私の花嫁は続編を匂わすとは少し違う印象ですっきりとしないんですよね。

ドラマの感想でも終盤の思うことをあれこれ書きましたが、改めて最終回について書いてみたいです。

・ドヒョンは死んだのか?

1番気になるところは、ドヒョンは死んだのかというところかもしれません。
死んだようにも見えるし、生きているようにも見える(現実にも夢にも見える)終わり方でしたからね。
僕は後に書く理由もあり生きていると思っています。




それと僕が気になったのは、ドヒョンが刺された理由です。
キム秘書がドヒョンを殺すように仕向けるためにパク・テギュを焚きつけたなら大したもの。

まあ、そういう意味があったんでしょうけど、キム秘書はドヒョンとテギュがどういう関係だったのか詳しくは把握していないと思うんですよね。
もう少しそこらへんの深堀をしてほしかったな。
ここも後の不満点、ラスボスの不在につながるところです。

・イ・ジンスクの意味

美しい私の花嫁の最後のカットはイ・ジンスクで終わりましたね。
あれはそのまま、イ・ジンスクがカン会長の地位を受け継いだという意味でしょう。
闇金の女王みたいになったということですね。




僕がドヒョンは生きていると思うのもこれが理由です。
ジンスクが絶対的な力を持ったことで、ジュヨンはまた闇仕事に追われることになるはずです。
だからまたドヒョンはジュヨンを守らなければいけないでしょう。

ジュヨンが「ドヒョンとジンスクのどちらを選ぶか」という伏線もありましたしね。
OCNドラマは続編を匂わす終わり方をするというパターンを考えても、ドヒョンは生きていると僕は思いました。

・キム秘書はどうなった?

美しい私の花嫁の最終回で1番ダメなのが、キム秘書がどうなったのかわからないこと。
言ってしまえばこのドラマは、なんだかんだラスボス不在ということになりましたからね。

キム秘書が登場した最後のシーンはカン会長が警察に連行されたあと。
カン会長のまねごとをしたあとにソ・ジンギの事務所に向かった描写がありました。
その後、マパクの追跡によりドヒョンがキム秘書のところに向かったかと思ったら、別の場所だったし・・・。




ドヒョンがジュヨンの監禁場所に向かうのは当然のことですが、なんであの場所がわかったのかな?
監禁場所にキム秘書はいなかったし、本当にソ・ジンギの事務所に向かったのであれば追跡したところで監禁場所をすぐに突き止めるのは不可能でしょう。

とにかくキム秘書がどうなったのかわからないことはダメダメだ。
せめてイ・ジンスクの側近として最後に姿を見せていれば良かったと思うんですけどね。

美しい私の花嫁の悪役はみんなそれぞれ良い味が出ていたと思うんですけど、そのキャラが活きなかったですね。
最終回が駆け足で終わった印象なので、もう少しじっくりとクライマックスに向かってほしかったなー。
最後にジュヨンが拉致された段階で、ほとんど放送の残り時間がなかったからな・・・。




その前にソ・ジンギが殺されてジュヨンの安全が保障されたような立場になったのもよくなかったかな。
ジュヨンはずっと危険な立場でいた方が、ハラハラした感じが出て良かったと思う。

だからせめてソ・ジンギが死んだ時点で、キム秘書がラスボスとしてカン会長を裏切るぐらいの展開でも良かったと思いました。
すべての元凶はラスボス不在にあると思う。