私のおじさん(韓国ドラマ)の評価や視聴率とは?【ウェルメイドドラマ】

18年にtvNで放送された韓国ドラマ「私のおじさん」です。
主演にイ・ソンギュン、IUら。

前作「マザー」に続くウェルメイドドラマと評価される名作ですね。
21年6月23日からBS朝日で放送がスタートします。

・私のおじさんの視聴率は?

放送前からタイトルやビジュアルから議論も起きた話題作の「私のおじさん」です。
なんだか、おじさんと若い女の子のロマンスみたいなタイトルですからね。
(しかもIUのキャラは完全な社会的弱者ですし)


ビジュアルもおじさん3人と部屋の中で仲良さそうな感じで誤解を招く。
実際にドラマを見ても、あのビジュアルはイメージと違いすぎるんですけどね。
日本版のツーショットの方がまだ意味がわかるという、極めて珍しいパターンですw(どっちにしてもおかしいけどな)

視聴率は初回3.92%という好スタートです。
前半は3、4%台ですが、中盤以降視聴率をあげていき、最終回で自己最高視聴率7.35%を記録しています。




これは当時tvN歴代10位となる視聴率で、平日ドラマに限ると3位という数字です。
(ちなみに同列に語られることが多い前作のマザーは最高4.97%。)
7%台というのは低く聞こえるかもしれないけど、tvNはケーブルテレビですし5%を超えればヒット作とされます。

・私のおじさんのマイナス点

ウェルメイドドラマと評価されるだけあって、良いドラマなのは当然なのですが。
一方でマイナス点もあります。


なんといっても雰囲気が暗いことがあげられますね。
序盤は特に暗い雰囲気ですし、ストーリーが動くのにも時間がかかる。
面白くなるまで時間がかかるのは大きなマイナス点。

また特徴として本当の意味での悪役が不在のドラマとも言えます。
しかし登場人物は全員が人生下り坂みたいな人たち。
だからどうしても暗い雰囲気のドラマにもなる。




それと僕が感じたのは三男坊とクォン・ナラのくだりがよくわからなかった。
クォン・ナラの美貌だけが目立った印象。(美貌が目立つだけに、余計に意味がわかりにくかった)
まあ、僕の印象はともかく、一般的には3兄弟のシーンは好評です。

→私のおじさんのキャスト

マイ・ディア・ミスター キャスト&登場人物

→私のおじさんの相関図

私のおじさんの相関図

・私のおじさんの評価は

登場人物がみんな人生下り坂みたいな人たちではあるのですが、そういう人たちがお互いを労り暖かい気持ちになる良いドラマです。
放送前はロマンスを予感させたイ・ソンギュンとIUの間にもロマンスはなく、関係も非常に良いものでしたね。


それまで演技面の評価が低かったIUが、初めて女優として高評価を得た作品でもあります。
さすが韓国のレジェンド級芸能人だけあって、IUには特別な華も感じました。

イ・ソンギュンもキャラも声もかっこよくて良いのですが、韓国ではセリフが聞き取りにくいという批判があります。
まあ、我々が見るぶんにはかっこいいおじさんとして好評一色でしょう。




イ・ソンギュンが演じるドンフンのような男から見てもかっこいいと思えるキャラがいるのは韓国ドラマの魅力ですね。
国内ドラマだとどうしてもオーバー演技の非現実的なキャラになってしまうので、好きなキャラは出来ても憧れるキャラはできないもんなー。
私のおじさんのドンフンはミスティのカン・テウク(チ・ジニ)に並ぶ僕の好きな男性キャラだ。

IUもかなり魅力的なんですよね。
IUといえば幼い雰囲気のある女優さんですが、今作ではその幼い雰囲気がとても良い味になっています。
走る姿が子供っぽくて不格好なのですが、その子供っぽいところが良いんですよね。

本当に暖かい気持ちになる名作ドラマです。
序盤が暗いのが大きなマイナスですが、そこを乗り越えると没入度が高くなります。

序盤はチャン・ギヨンのIUに対する暴力が過剰だと批判されているところもありますけど。
とにかく序盤を乗り越えることですね。




そのチャン・ギヨンやクォン・ナラと言った若手も、いまでは人気ドラマの主人公クラスの俳優に出世。
オ・ナラは「SKYキャッスル」、イ・ジアは「ペントハウス」、パク・ヘジュンは「夫婦の世界」と、後の大ヒットドラマの主演も複数です。
助演の好演もドラマを支えております。

傷を抱えている登場人物たちがそれぞれ絡むことで、傷を克服していく名作ドラマです。
クオリティの高いヒューマンドラマ。
こういう作品は見た方がいいですね。


とにかく序盤を乗り越えれば、最終回もおかしなことにはならず、きれいに終わるドラマです。
見終わった印象も良いおすすめの韓国ドラマですね。