ドラマ「SKYキャッスル」のラスボスであるキム・ジュヨン。
キム・ジュヨンを演じたキム・ソヒョンは大きな話題を集め、第2の全盛期を謳歌。
ちなみに第1の全盛期は08年「妻の誘惑」の悪役になります。
※ネタバレ表現あり
【インタビュー】「SKYキャッスル」キム・ソヒョン“演技に対する不安ともどかしさに現場で泣いた事も”https://t.co/UzyM6V9lae pic.twitter.com/anbJmNBm5g
— Kstyle (@Kstyle_news) February 16, 2019
・キム・ジュヨンの最後
SKYキャッスルといえば、最終回の評判がすこぶる悪いですw
まあ、19話の時点でいくらか退屈な印象にはなるのですが、19話の最後でキム・ジュヨンとソジンの話はインパクトあるんですよね。
ここで終わっていればきれいにまとまって竜頭蛇尾の声も少なかったでしょうが・・・。
実際の最終回ラストのシーンは、キム・ジュヨンが再びVIPの集まる入試コーディネーターの説明会に現れる様子が描かれていました。
これがまず、あり得ないことだという批判があります。
アメリカでの夫殺しが韓国で罪として裁かれるのかは知りませんが・・・。
作中で描かれているだけでもキム・ヘナの殺人(殺人教唆)、あとは入試の試験流出とか強要とかいろいろありますからね。
そもそもあんな高額な報酬を得ての私教育も合法ではないでしょう。(つまり脱税も)
数年で刑務所から出てくるということは、まずありえないことです。
ただあのシーンに関しては「悲劇は繰り返される」比喩表現という見方があります。
キム・ジュヨン以外にも入試コンサルタントはいたわけですし、キム・ジュヨンと関係なくても入試を巡る親の欲で家庭崩壊したところもあるし。(チャ教授・・・)
VIP階級の人たちの欲望がある限り、第二のキム・ジュヨンが生まれる可能性は十分。
それと単に改心して入試コーディネーターとして復帰した可能性もあるわけです。
ケイとの関係も改善されたのであれば、生活のために入試コンサルタントをしても不思議ではないし悪いことでもない。
(それにしても数年で刑務所から出てくることはないけど)
・キム・ジュヨンの指摘は正しい
キム・ジュヨンは優秀な子供を持つ家庭を崩壊することが目的として入試コーディネーターをやっていました。
そして彼女に家庭を崩壊された親が怒鳴り込んでくるケースもあったわけですが。(ソジンやスチャン)
その際に家庭が崩壊したのはあなたたちが原因だとキム・ジュヨンは指摘します。
で、そのときに指摘する親の問題点は間違ったことは言っていないんですよね。
親の虐待で傷ついた子供の復讐心を利用して、家庭を崩壊させるというのは悪いことだし、反省する様子がなかったの悪いけども。
親の問題点に関しては的確な指摘をしていたキム・ジュヨンです。
元々ソウル大出身で優秀な頭脳を持っていた人物ですからね。
ウソ泣きでスイムを騙すなど演技も一流。
堂々とした振る舞いからはカリスマ性も感じる悪役です。
SKYキャッスルでは主演クラスの比重だったキム・ソヒョンですが。
その後、ドラマ「誰も知らない」で自身初の主人公を務め、21年も「マイン」で主演を務めています。
個人的にキム・ソヒョンが凄いなと思うは、キム・ジュヨンというあれだけインパクトの強いキャラを演じながら、その後も別のキャラを演じて高評価を得ていること。
キム・ジュヨンの印象を残さないでキャラを演じるって凄いな。
(ドクタープリズナーのキム・ビョンチョルはチャ教授に見えたけどなw)
SKYキャッスルの中堅女優のなかでは、オ・ナラと並ぶ出世格ですね。