ドラマ「SKYキャッスル」で作中最年長の子供セリを演じたパク・ユナです。
セリは僕の好きなキャラの1人。

理由の1つはセリが登場するぐらいからドラマが本格的に面白くなっていくこと。
もう1つは父親に食って掛かるシーンが見応えあるからです。
※ネタバレ表現あり

・セリは好き嫌いの分かれるキャラ

父であるチャ教授に対するスッキリとする発言などで人気のセリです。
一方でセリは設定にやや難があり、好き嫌いの分かれるキャラになっているようですね・・・。

なんといってもセリは犯罪者ですからね。
それをチャ教授(&スンヘさん)の責任として押し付けるのは少し無理がある。




ちなみにセリは課題の盗作により、アイビー・リーグの受験資格を失ったらしい。
日本でもそうだけど韓国でも課題や論文の盗作は珍しくないみたいですからね。
その点は蓋然性もあるところではありますが・・・。

ハーバード大学生だと嘘をついたことに関しては謝罪しましたが、犯罪行為そのものを反省したのとは少し違いました。(反省の様子も軽いし)
あくまでも助演キャラなので深堀ができなかったのかもしれませんが、犯罪行為がないがしろになったのはマイナスポイント。

そもそも指名手配犯のキャラにしたこと自体がおかしかったんだよな。
あれがハーバード大を退学したということであればセリの印象も違ったんですよね。
退学の理由がクラブMDになりたかったからということであれば、同じようにチャ教授はブチギレたでしょうし。
後の名シーンも同じように演出できたと思う。




セリは13歳の頃からアメリカに留学させられたということで、育児放棄などで同情されるべきところはあるんですよね。
チャ教授どころか母親と2人でお出かけしたこともなかったみたいですからね。
それだけ親の愛情を感じることなく育っていったわけです。

ただその同情ポイントが身分詐称(&反省の色なし)によって消えていく。
僕は特に気にならなかったけど、反省の様子も軽いから嫌いという人はいるでしょうね。

・セリの名シーン

なんだかんだ親の優秀な頭脳を受け継いでいるだけあって口も達者なセリです。
印象的な名シーンもありますね。




なんといってもチャ教授に嘘がバレたシーン。
ピラミッド理論を押し付けるチャ教授を一喝したのは印象的です。(僕は作中トップクラスに好き)
このときのチャ教授は、まだ完全にギャグキャラ化しているわけではないので、より印象が強い。(この一件で完全に家庭崩壊するとギャグキャラ化・・・)

子供に尊敬されていないお父さんこそ失敗作だと一喝するシーン。

「話が通じない。壁のようだ」とチャ教授があっけにとられるシーン。

あとは、ヘナとのマフィアゲームでの物腰も人気のシーンです。

作中トップクラスの痛快キャラであるセリです。
それだけに警察から指名手配までされている設定が惜しい・・・。
それがなければ(ハーバード中退ぐらいであれば)文句なしに人気キャラだったでしょう。

ちなみにセリ役のパク・ユナは後続作「ホテルデルーナ」で、ハーバード大出身の医師を演じています。
おそらくSKYキャッスルのオマージュでもあるのでしょう。(放送局は違うけど)




SKYキャッスルで知名度を上げた女優ですが、それ以前にも「秘密の森」や「私のIDはカンナム美人」といった人気ドラマに出演しているんですよね。
出演作に恵まれている女優さんなので、これからも主演クラスで活躍してくれそう。

東洋系の顔立ちなので派手なイメージはないけど、身長170センチの長身で、ほぼ8頭身という抜群のスタイルの持ち主でもある。
まだ23歳の若手女優なので、全盛期はまだまだこれからです。