19年から20年にかけて放送された韓国ドラマ「ストーブリーグ」です。
元々は16年のMBCドラマ脚本公募展で優秀賞を受賞した作品のようですが、MBCは採算が合わないと拒否。
実際にスポーツドラマは興行成功が難しいと言われるなか、SBSが制作して大成功を収めたドラマです。
22年12月26日からBS-TBSで放送がスタートしますね。
ストーブリーグは初回5.5%という悪くはないのかもしれませんが、高くない視聴率でスタートしています。
初回1部の3.3%と言うのは自己最低視聴率でもありますね。
この時点ではさほど高い評価ではないのですが徐々に視聴率はあがり、4話で10%を超えています。
そして9話で15%を突破。
最終回で自己最高の19.1%を記録して有終の美を収めています。
ちなみにストーブリーグはSBSの金土ドラマ枠での放送ですが、土曜日の放送は「愛の不時着」という強力な競合がいます。
視聴者層はさほど被らないのかもしれませんが、それにしても影響はあるでしょう。
そんな中での放送なのに、さほど視聴率に影響を感じさせなかったのは凄いですね。
興行成功が難しいとされるスポーツドラマにおいて、異例の大ヒットとなっています。
ただイメージとしてはスポーツドラマというよりは、オフィスドラマですね。
だからこそ万人にウケる大ヒットドラマとなったのでしょう。
ナムグン・ミンの評価も高いですね。
ストーブリーグは野球ファンはもちろん、野球に興味のない層も引き付けたドラマです。
だからこそ大ヒットした一方で、野球ファンにとっては物足りないところもあるようです。
わかりやすいマイナス点として、野球のフォームがおかしいことが指摘されています。
影武者を使わないにしても、もっと野球経験のある俳優を起用するべきだというもっともな意見が多い。
その他、野球ファンが見たらあり得ない、ルール的におかしいところもあるようですが。
普通にドラマとして見るぶんには大きなマイナスではないとされる。
(大ヒットドラマゆえPPL(作中の広告)が増えたのは評価が悪い)
韓国ドラマにありがちな、無駄に恋愛要素を入れて評価を落とすこともありませんでした。
まあ、日本の告知だと、その評価を落としている部分がピックアップされるんですけどねw
ただでさえ野球ジャンルでとっつきにくそうなのに、恋愛要素がないなら余計にとっつきにくいかもしれませんね。
しかしパク・ウンビンもガールクラッシュがさく裂するなど、女性の支持も集めた作品です。
男性を中心に話題となり、女性からもマニア層が生まれたドラマになります。
普段ドラマを見ない野球ファンも引き付けることに成功しております。
百想芸術大賞でもドラマ作品賞を受賞しているし、間違いはないようなドラマですね。
(過去には19年「私のおじさん」、18年「マザー」といった名作ドラマが受賞している)
熱心な野球ファンを引き付けただけでなく、野球に興味のない層の支持を得た名作ドラマです。
ライバルの「愛の不時着」が女性を中心とした支持層になりますが、ストーブリーグは男性も引き付けて対等な話題性を見せています。
お互いにもっと高視聴率が出ていてもおかしくはなかったのかもしれませんね。
ちなみにブラットピット主演映画「マネー・ボール」と比較される作品でもありますね。
チームカラーも同じです。
僕は野球が好きなので見ないといけないようなドラマだな。
いまのところ、特におすすめしようとは思わないけど、野球に興味のない方でも楽しく見られると評判です。
ナムグン・ミンを中心に役者ファンも多いでしょうから見てみるのも良さそうですね。
現地で名作評価なので間違いはないでしょう。