韓国ドラマ「ストーブリーグ」では大型トレードが描かれました。
チームの主力打者であるイム・ドンギュとエース格のカン・トゥギのトレードですね。

4番打者とエースのトレードなんて、日本では考えにくいところですね。
エースと4番、どちらかのトレードというのも考えにくいですが。

韓国で似たようなケースがあるのでしょうか?

・韓国で似た大型トレード

やはり韓国でもエースと4番がトレードされるようなケースは異例のようですね。
もっとも似ていると言われるのが98年のトレード。
ヤクルトでも活躍したイム・チャンヨンヤン・ジュンヒョクのトレードです。




イム・チャンヨンは同年のセーブ王で、前年には14勝26セーブという大活躍。
ヤン・ジュンヒョクは同年の首位打者で、前年には30本塁打を打っているスラッガーです。

このトレード成立の裏にはイム・チャンヨンが所属していたヘテ・タイガースの資金難があります。
ですから、サムスン・ライオンズとヤン・ジュンヒョクら3選手+金銭のトレードをすることになったようですね。
(結局、ヤン・ジュンヒョクも資金難により1年でトレードされている)




その後、ヤン・ジュンヒョクは02年FAでライオンズに復帰。
同球団の永久欠番となる活躍を見せています。
主力打者というだけでなく、チームのアイコンだった選手という意味でもイム・ドンギュに似ていますね。

・日本で似たトレード

日本で似たトレードというと、やはり63年の山内一弘小山正明のトレードでしょう。
その他、75年の張本勲高橋一三、86年の落合博満牛島和彦も主力打者と主力投手のトレードと言えますね。
その後はFAで大物選手が移籍するので、トレードでの大物選手の移籍自体が少ないですね。




トレード後、移籍先で活躍されるとバツが悪いという思いもあるんでしょうし。
韓国はどうだか知らないけど、日本でトレードというと左遷的な悪いイメージもあるようですからね。

イム・ドンギュだってトレード理由の1つが、チームのムードを悪くする性格であることがあげられています。
(あとは夏場に弱いことと、投手有利の球場に変えることで成績悪化が予想されること)


もっともなトレード理由だとは思うけど、チーム最高の選手をトレードするなんてできないよな。
それを新任GMが決断するんだから、ペク・スンスは凄いですね。