先日SBSの金土ドラマ「模範タクシー」が最終回を迎えました。
イ・ジェフンが主人公の話題作です。
前作が「ペントハウス2」、後続作が「ペントハウス3」というドラマですな。

・模範タクシー最終回の視聴率は

模範タクシーの最終回は15.3%となっています。
自己最高視聴率が6話の16.0%ですから伸び悩んだ結果となりました。
それでも2年前からスタートした同枠ドラマの中では「ペントハウス2(29.2%)」、「熱血司祭(22.0%)」、「ストーブリーグ(19.1%)」に次ぐ4番目の高視聴率です。




話題作ゆえに、後半はPPLが増えて視聴者の反感を買うことも。
何より残念だったのが脚本家の交代劇ですね。
視聴率が下がることはなかったのですが、終盤の反発には失敗しました。

・模範タクシー最終回の評価は?

最終回はシーズン2の可能性も示唆されるラストになったようですね。
実際に残した数字を見ればシーズン2が制作されてもおかしくはありません。
ですが、なんといっても脚本家の交代でケチが付いてしまいました。




11話から脚本家が交代したのですが、その後はエピソードの比重も変わってきて視聴者からは反感の声も。
大ヒットドラマの途中から脚本家が変わって、良いことになる気はしないですよね。(驚異的な噂と一緒だ・・・)

正直、脚本家の交代が知らされなかったら、悪い口コミが減っていた可能性はあると思うぞ。
斜に構えて見る人も多くなるでしょうし、悪い口コミが増えるのは仕方がないところ。

・模範タクシーの批判

そもそも序盤から議論もあった模範タクシーです。
実在の事件がモチーフとなっており、その加害者の悪行にスポットが強くあたり不快だとの声もあります。

金曜日に加害者の悪行、土曜日に復讐という感じでドラマが進んだようですね。
悪行にスポットが当たるからこそ翌日にスッキリする側面もあるわけですが。(実在の犯罪がモチーフになっているから尚更)
一方で実際に加害者がいる事件なわけですし、内容が2次加害的だとの批判も。




とはいえ好評の声もあり、5,6話で描かれた事件に関しては当事者が驚くほどしっかりとした考証だったようです。
メディアでは報道されなかった事実まで作品で描かれたようですからね。

そのような事実もあり前半はプロデューサーへの好評もあったわけですが・・・。
脚本家の交代劇でイメージが悪くなっちゃいましたね。

完成度で不足したところがあり、文句なしの作品とは言えなかったようですね。
暴力描写もあり好き嫌いも分かれるところでしょう。(そもそも19歳の年齢制限付きドラマですし)

ただ犯罪者を犯罪者として描き、美化するようなことをしなかったのは良いとされます。
序盤に議論のあったアクションシーンも、後半では非常に評価の高いシーンがあったようですしね。
痛快劇ゆえに作為的な部分も目立ったようですが悪いドラマではないでしょう。
作風に好き嫌い分かれるのか仕方がないにしても、高い期待には応えたドラマでしょうね。




いろんな人が見る韓国では賛否あり。
日本では作品やキャストに好意的な人が見るケースが多いでしょうから評価も高くなるでしょう。
犯罪描写がどの程度のものなのかにもよると思うので、日本の口コミが出揃うのを待つのも良さそうですね。
(模範タクシーってパッとしないタイトルだし、邦題が変なことになりそうな予感)