ボイス2 感想

18年にOCNで放送された韓国ドラマ「ボイス2」を見ました。
主演にイ・ハナ、イ・ジヌクら。
当時のOCNドラマ歴代最高視聴率を記録した人気ドラマですね。

・イ・ジヌクの魅力

男主人公はシーズン1のチャン・ヒョクからイ・ジヌクに交代しております。
僕はイ・ジヌクの出演作は「ボイス」、「ナイン」「グッバイミスターブラック」を見ていますが、いずれも病気に苦しんでいるw

イ・ジヌクのト・ガンウとチャン・ヒョクのム・ジニョクはタイプの違うキャラですね。
ム・ジニョクは高い戦闘力を誇り、アクションシーンも豊富。
犯人を制圧するどころか、無駄に痛めつけるところも話題になっていました。




一方のト・ガンウは意外とアクションシーン(犯人との格闘)がないんですよね。
頭脳や感覚に優れており、犯人の心理を読んで追い込むスタイルです。

男前なのも魅力的ですよねー。
ム・ジニョクは妻の仇という目的がありましたが、ト・ガンウには女性の影がありません。
カン・グォンジュ(イ・ハナ)とのカップル支持があったのも納得。
弁当の差し入れとか、後半の誤解のシーンとか、それらしい印象的なストーリーもあったからな。
ちなみにシーズン1に比べると男主人公の比重が大きい点には賛否あったみたいですね。

・ボイス2のラスボスについて

僕はボイス2に関してはラスボスのパン・ジェス(クォン・ユル)に魅力を感じなかったかな。
ちょっと中二病っぽいキャラでしたからね。
クォン・ユルが悪役っぽくないきれいな顔立ちなので、余計に中二病っぽく感じる面はあったのかもしれませんが。




ただシーズン1のモ・テグは権力で法を無効化していた男ですが、パン・ジェスは自分の力で捜査の目から抜けていた男です。
そして戦闘力は作中最強とも言われる男。

過去のシーンや警察を狙う動機などもしっかりとしているんですけどね。
でも中二病っぽい印象があるから、それらのストーリーは没入度にかける印象が・・・。

・サブストーリーが面白い

僕はラスボスに魅力を感じなかったので、メインストーリーよりサブストーリーの方が好きでした。
ピエロ事件、ボイスフィッシング詐欺、ゾンビ事件、DVですね。
ピエロは児童性犯罪、ゾンビはネット動画配信者の犯罪ですから、いずれも社会問題になっている事件になります。




だからこそ没入度も高くなるし、世間への注意喚起にもなったエピソードですね。
相変わらず暴力描写はあるわけですが、シーズン1よりは見やすくなっているんじゃないかな。
(暴力描写はラスボス関係のメインストーリーの方が多い)

・ボイス2最終回の結末

問題の最終回ですが、ボイス2は何も完結せずにシーズン3へという結末なんですよね。
シーズン2自体が、あくまでもシーズン3への導入という感じです。
それゆえに批判や不満の声もあったドラマですけど、いま見る分にはシーズン3が日本でもすぐに見られますしね。
その点は特に問題はないラストだと思います。




とはいえ、カン・グォンジュの能力を思うと、納得のいかないラストではある。
ミホ役の子の日本語も気になってしまう。(あれは制作陣が悪い)

不満な点はあるけど、総合的に面白かったドラマですね。
良くも悪くもシーズン1とは別のドラマになっていますが僕は好きな作品です。