グッバイミスターブラック 感想

16年にMBCで放送された韓国ドラマ「グッバイ ミスターブラック」を見ました。
これは良いドラマでしたね!

主演にイ・ジヌク、ムン・チェウォンら。
イ・ジヌク作品は「ナイン」、「ボイス2」、「ボイス3」に次ぎ4作品目。
主演作品4作見た俳優はたぶん初めてだな。

・ナインやボイスとは違うイ・ジヌク

イ・ジヌクの「ナイン」を見たあとにグッバイミスターブラックを見ました。
ナインでは父の仇だったチョン・ドンファンが、最愛の父役に。
そしてナインでは父役だったチョン・グクファンが、父の仇役になっております。
チョン・グクファンは悪役顔だから仇役も違和感はないけど、チョン・ドンファンと仲良さげなイ・ジヌクが違和感あったわw




そして「ナイン」ではツンデレだったイ・ジヌクが、ただのデレデレになってた。
ナインと似て非なるキャラでしたね。

それと今作はボイス以上にアクションシーンも豊富でイ・ジヌクもかっこよかったですね!
走り方がボイスで見た走り方だったので、なんだか安心感が。

そういえばナインもボイスも、そしてグッバイミスターブラックも、いずれもイ・ジヌクは病気のキャラだったな・・・。
いっつも苦しんでいるわ。
病気が悪化していく姿を見るのは精神的に負担がある。




キム・ガンウは「失踪ノワールM」「ゴールデンクロス」と見たことがあるけど、今作は初の悪役です。
もうちょっと強敵感があっても良かったかなーという気はする。
常にイ・ジヌクに見下されている感じがあり、だからこそ暴走したわけですが・・・。
悪役にして、どこかかわいそうなキャラだった。

・グッバイミスターブラックは面白い

グッバイミスターブラックは面白かったですね。
僕の苦手なタイプのキャラで言えばムトン役のイ・ウォンジョンがいましたが・・・。
まあ、ムトンはコメディキャラとして成立してきたので問題なしですね。




ヒロインのムン・チェウォンも魅力的なキャラだった。
あの純粋なキャラをうまく消化して、ナインのミニョンとは違った魅力だ。

女性陣はユ・イニョンとイム・セミも優れたルックスで演技力もあり、盛り上げましたね。
僕はユ・イニョンが見た目的に好きだったんですけど。
序盤の彼女役のときは特になんとも思わなかったけど、奥様になってからはすげーきれいだったな。

ストーリー的に気になるのが最終回ですよね。
韓国ドラマはいくら面白くても最終回がイマイチになるものが多いから。

グッバイミスターブラックの最終回は、とんでも展開はあったけどあれはあれで良いかな。
感動したし、久しぶりに泣いちゃった。




細かいことを言えば、最後みんなが集まったシーンにメイ役のハ・ヨンジュがいないのはおかしい。
ハ・ヨンジュのスケジュールが合わなかったのかな?
記者の同僚たちがいたから、余計にメイがいない違和感がでたな。
なんでいなかったんだろう?

グッバイミスターブラックはストーリー的にも良かったんですけど。
ロマンスの比重もちょうど良かったかな。

マリとウジンをもっと「ブラックスワン・カップル」に絡めていたら、僕の好きなドラマにはならなかったかもね。
ロマンスに関しては、それぞれが引いた立場だったのが良かったですね。

でもこれ、もしイ・ジヌクじゃなくて韓流スターと言われるような人だったら、僕が見る気をなくす変な邦題になっていたんだろうなw
僕が見る気をなくしている変な邦題のドラマだって、実際にはロマンスの比重が大きくはないんでしょうね。
わかっていても見る気にならん・・・。




そして復讐劇の方も盛り上がったな。
先にも言ったけど、もう少しキム・ガンウが強敵でも良かったけど。
みんなの熱演で盛り上がったわ。

グッバイミスターブラックはかなり好きな作品です。
序盤も比較的、ストーリー展開が速かったのもプラスですね。
中だるみを感じることもなかったので本当に良いドラマでした。




韓国での放送当時は中盤まで「太陽の末裔」とかぶる不運で低視聴率に・・・。
太陽の末裔が終わってから一気に5%ぐらい視聴率があがっています。
もし太陽の末裔という超強力なライバルがいなければ、全話平均10%を超えた名作ドラマになっていたでしょうね。