韓国ドラマ「ブラックドッグ」でテストの問題をめぐる、非常に印象的なエピソードがありました。
バカバカしいような事件で、韓国でも大きく議論された内容になります。

※ネタバレ表現あり

・バナナ事件とは?

ブラックドッグのバナナ事件というのは国語の試験問題をめぐる生徒の抗議で、それを巡る教師の対立などが描かれました。
「ソンスンはバナナとスイカを2つ買った」という文章からできる解釈を書けという問いですね。

正解としては
バナナ1個とスイカ1個
バナナ1個とスイカ2個
バナナ2個とスイカ2個
があげられます。




この問題に対して他にも解釈があると生徒から抗議があったわけですが・・・。
それが「バナナという人とスイカを2つ買った」という解釈です。
バナナが人名であるということですねw


とんでもない指摘に思えて、紆余曲折あったのちに教師は間違いを認めることになりました。
「教師でも間違うことはある」として、間違いを認める勇気を描いたエピソードになります。

・バナナ事件は実話?

気になるのはバナナ事件が実際に起きたことなのかということです。
で、制作側は特定の出来事をモチーフにしたエピソードではないとしています。




ですが、バナナ事件の元ネタになったのではないかという出来事はあります。
14年に大邱の女子高で複数正解を巡る裁判に勝ったケースがあるようです。

バナナが人名であるというのは無理がある指摘に思うし、「授業では扱っていないから不正解」という先生の説明は正しいように思えます。
ですが、「語彙的曖昧性」を解く問題として修能(大学修学能力試験)では出題されていたこと。
課外授業で冗談交じりに説明していた先生がいたこと、「バナナを固有名詞としない」という注釈を入れなかった出題方法にも問題があるとして間違いを認める結果となっています。

裁判で生徒が勝った事例があるんですから、先生にも落ち度はあったわけですな。
でもこれ、出題は「解釈をすべて書け」ではなく「2つ書け」という問いだったはず。
それなら「バナナとスイカを1個ずつ」「バナナ1個とスイカ2個」「バナナとスイカを2個ずつ」のどれか2つを書けばいいのにね。




優秀な生徒が揃ってバナナは人名であるという答えを書いちゃったから・・・。
でも語彙的曖昧性を解く問題だと思ったらバナナを人名とした回答をしなきゃいけないからな。
ややこしいですが、やはり先生の出題に落ち度があったとみるのが正しいのかもしれません。

まあ、実際のテストでも問い対して正しい回答をしても、テストとしては不正解ということもありますし。
国語の問題で原作者が意図していない正解が問題として出題されたということも珍しいことではないですからね。
試験の出題も難しいですね。

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